ゴーギャンとの生活(1)

ゴーギャンは多額の借金を抱えていました。

テオは兄ゴッホがサロンのようにして画家たちと共同生活をしたがっていたので何人もの画家たちにゴッホと住むことを提案していました。

誰もゴッホと住みたい人が出てこなかったのでテオも色々考えた挙句、ゴーギャンがゴッホと住んでくれるなら生活費とゴーギャンの絵を買い取るという条件をつけたのでただ一人、ゴッホは決心したようでした。

とはいっても、やってくるまでにも1か月かかりました。

ゴーギャンと2か月くらい一緒に住んでいました。

経済的に困窮していたゴーギャンがゴッホと一緒に住んだのですが本当はもっとたくさんの画家たちとサロンのように一緒に絵画を描いたり話したり、一緒に生活したかったようです。

それでもゴーギャンが来てくれるのはとても嬉しかったようです。

ゴーギャンがくるまではひまわりを何枚も書いて部屋を飾るつもりだったようです。

共同生活がはじまってからは一緒にブドウ畑を描いたりして楽しかったようです。

ゴーギャンがひまわりを描いているゴッホを描いています.

フォアブル美術館に行き、ドラクロアやレンブラントの絵を二人で観に行ったりもして楽しい時間だったようです。

でも、だんだん、二人に亀裂が。

これまでも、仕事を転々として人間関係もこじらせながら独身で過ごしてきたゴッホ。

やはり、人とのコミュニケーションをとるのが上手くできなかったのだろう。

また、田舎のアルルが好きだったゴッホと都会が好きなゴーギャンとは生活や価値観、お金の使い方、

色々な面で合わないことが増えてきたのだと思う。

少しづつ、感じてはいたものの、認めるのも怖かったのかもしれない。

認めればまた一人ぼっちになってしまう、とはいえゴッホも限界だったのかもしれない。

そう思うと、とっても切なくなります。

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